TEEで実行されるライトクライアント検証のためのプロキシミドルウェア。IBCを用いたインターオペラビリティをあらゆるチェーンで可能に。

Characteristics

LCPは、TEE(Intel SGX)を活用することで、安全性を犠牲にせずに、IBCを様々なブロックチェーンで利用する上で課題となる拡張性とガス効率を改善します。

Ultra Gas-efficient
Relay & Light Client

Trust-
minimized

Extensible &
IBC Support

Current Problems

現在主流のインターオペラビリティの仕組みは、接続するブロックチェーン以外の新たな第三者への信頼を必要とする仕組みとなっているため、ハッキング被害も多く発生しています。

External Validation Bridge

第三者の検証システムを介してブロックチェーン間をつないでいるため、ブロックチェーン以外の部分でセキュリティ脆弱性が生まれやすい仕組み。

Issues Trying to Solve

IBCは、複数の異なるブロックチェーンが最小限の信頼仮定で相互に通信することを可能にします。しかし、IBCをEthereumなどの様々なブロックチェーンで利用可能にためには、「検証コストの高さ」と「拡張性の低さ」という2つの問題を解決する必要があります。

High Verification Cost

Low Extensibility

How to Solve

LCPは、TEE(Trusted Execution Environment)を活用して検証を代替することで、上記の2つの問題を解決します。対象のチェーンを直接検証するのではなく、プロキシを利用して検証対象のブロックチェーンに代わって「ライトクライアント検証」を実行します。これにより、接続元ブロックチェーンの有効性を低コストで検証可能にするProofが生成されます。

接続先のブロックチェーンでは、このProofを検証することで、低コストでのインターオペラビリティが可能になります。また、この場合、相手のブロックチェーンの種類に関わらず、LCPから送付されるProofを検証できれば良いため、拡張性の課題も解決されます。

下図にあるように、現在、ZKP(Zero-Knowledge Proof, ゼロ知識証明)も組み合わせた、さらにセキュリティ性能の高いインターオペラビリティの仕組みの提供に向けた開発も進めています。